日本におけるウイスキーの定番「ハイボール」を知ろう
~皆さまが知らないウイスキーの5つのメリット~
皆様ご存知かとは思いますが、「日本」と「飲酒文化」は密接で、日本には様々なアルコール飲料があります。ビール、ワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎、発泡酒をはじめ、チューハイ、サワーなど、お酒をいろいろなもので割ったお酒もあり、多種多様です。また、日本の大手酒類グローバルメーカー、サントリー、アサヒビール、キリンビール、サッポロなどが独自商品を展開し、誰もが気軽に購入でき、しかもいつでもどこでも味わうことができます。
中でも、ウイスキーとソーダをブレンドした「ハイボール」は、日本人に人気の飲み方で、世界的にも人気が高まっています。もし皆様がお酒好きで、新しいテイストのウイスキーが好きであれば、また、食事にアクセントをつけてみてり、料理とのカップリングがお好きであれば、ハイボールという飲み方を試してみてはいかがでしょう。「定番ウイスキーとソーダ割り」さて、その飲み方は、何時何処ではじまったのでしょう?そして、ウイスキーを飲むことで得られるメリットは?この記事を読んでみてください。
“ハイボール “ ウイスキーとソーダのブレンドは、飲酒が上流階級だけに許されていた英国で初めて嗜まれていたもののようです。その当時のハイボールは、フランス産ソーダ水とブランデーをブレンドしたものでした。この飲み方を最初に考えたのは、イギリスの化学者ジョセフ・プリーストリー氏で、ビール発酵中の樽の上に水を入れたボールおいたら、水と二酸化炭素を混ざり、ソーダ水ができ、この飲み方ができるようになったようです。しかし、ブランデーの主原料ブドウの木に19世紀半ば過ぎからアブラ虫が大量に発生し、ブドウからブランデーを作ることができなくなり、イギリスは、代わりに穀物を主原料とするスコッチ・ウイスキーに目をつけました。このハイボールがアメリカ・ニューヨークで人気を博し、有名になったのをきっかけに、ハイボールは世界中に広まっていきました。
アジアにおいては、日本が最初にハイボールの影響を受けた国です。もともと日本人は、食事をしながらお酒を嗜むのが好きで、より楽しく飲むために、ソーダで割ってアルコール度数を下げ、食事をより引き立てます。また、第二次世界大戦の敗戦から復興時期にあたる1950年代の日本では、ウイスキーとソーダ水の組み合わせは、一般の人にも手に入りやすく、値段も高くなかったので、気軽に飲めるお酒だったようです。
日本で本格的に洋酒輸入販売が始まるまで、世界的飲料メーカー サントリー創業者である鳥井信治郎氏のもと、サントリーのトリスバーは、ハイボールスタイルの飲み物中心でにぎわっていました。
当時、角瓶ハイボールは日本で最も売れたヒットハイボールで、ウイスキーのボトルが鼈甲に似ていることが特徴でした。また、ウイスキーの水割りという飲み方もあり、サントリーはこの飲み方を和食と組み合わせ、人気を博しました。
サントリーのトリスバーがオープンしたことで、日本人がウイスキーが手に入れやすくなり、身近になりました。また、その後さまざまなフレーバーが生まれ、缶容器でも提供されていることから、ハイボールが日本人に人気があるのはうなずけます。最近この飲み方は、新しい世代を惹きつけ、日本では代表的なウイスキーの飲み方として定着しています。
ウイスキーをソーダで割って飲むことは、適量であれば、体に良いとされているので、今回WiSE&OKでは、ハイボールの効果を以下5つにまとめてみました。
1) 心臓病・癌のリスク軽減
ウイスキーは、血栓のリスクを減らし、心臓発作や脳卒中のリスクを軽減するようです。それは、動脈硬化の発症を抑える重要素、抗酸化物質が含まれているからです。また、ウイスキーには、野菜や果物によく含まれるエラグ酸が豊富に含まれています。エラグ酸は体内DNAの破壊を抑制し、人体の腫瘍の原因となる特定酵素を破壊します。ウイスキーはあらゆる発がん性物質の抑制に一役買っているといえるでしょう。
2) 認知症リスクを軽減
ウイスキーには記憶力を向上させる効果があるようです。それは、ウイスキーを飲むことで、脳に血液が正常に流れるようになる循環器系など、さまざまな体の血液の巡りをよくすることができるからです。
3) 低カロリーで体重のコントロールや糖尿病のリスク軽減
ウイスキーはビールやワインなどの蒸留酒に比べ、カロリーや糖質が非常に少ないのが特徴です。飲酒後のむくみも無く、また、食欲を抑え、消化器官の効率も高めてくれます。
4) ストレスを和らげる
すべてのアルコール飲料は、我々をリラックスさせ、ストレスや不安を軽減させる鎮静作用があります。ウイスキーのショットを軽く一口飲むだけで、使いすぎによる脳の活性化を抑えることができますし、また、血流が良くなり、脳への酸素供給も増加させることができます。
5) アンチエイジング、健康、免疫力強化
ウイスキーには、体内の免疫力を強める物質が含まれています。早期老化を防ぎ、ウイルスや細菌などによって体が破壊されるのを防ぐ抗酸化物質が含まれています。さらに、ウイスキー、レモン果汁、ハチミツを少量のお湯で割ると、風邪の治療にもなるようです。
適量の飲酒は体に良いと言われています。また日本のお酒は、味も度数もいろいろなものがあるので、健康志向でお酒が好きな人には「ハイボール」が選択肢の一つになるのではないでしょうか。アルコール度数もそれほど高くなく、体調をキープしながら、楽しい時間を過ごすことができます。定番のウイスキーをつかったハイボールは、食事ニューとの絶妙な組み合わせで、様々な食べ合わせができるので、タイ人にとっても見逃せないのではないでしょうか。